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紅の炎

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PoemBlog ~詩のブログ~ へようこそ。日々の暮らしの中に、ほっと一息つける詩の時間はいかがですか。みなさまの心に、やすらぎと発見のひとときをお届けいたします。

紅の炎

見渡す限りの世界は どこまでも灰色に沈み 凍てつく風が吹き抜ける

誰もが冷たく笑い 正しさは無邪気に踏み荒らされる 誠実に生きる者ほど 損をし、影に追いやられ まるで愚か者のように扱われる

それでも 胸に宿る紅の炎は消えない 欺瞞にまみれた時代に 身を屈めることなく 静かに灯り続ける

誠実に生きることが 格好悪いはずがない まじめに暮らすことが 笑われる世であってはならない

虚栄の影に隠れたプライドが 人を縛り 心をねじ曲げる だが 真に生きる者は そんなものに囚われない

紅の炎は 誰の心にもともと燃えている この時代だからこそ なおさら鮮やかに 熱を帯びる

冷笑が幾度押し寄せようと 真実は決して揺るがない 誠実な者には 確かにそれが見えている

人を見つめ 人を愛し 人を支え 人を求める

もし それがこの世界に満ちていたなら 今とは違う時代になっていたはずだ だが 現実は変えられない この場所で生きていくしかない

だからこそ 紅の炎を消してはならない 灰色の砂漠にあっても 燃え続けるその灯火が やがて誰かを照らすのだから

見渡す限りのこの世界には
灰色の砂漠が広がっているのである
寒々とした時代風景なのである
それはどういうことを意味しているのか

誠実に生きている人
まじめに暮らしている人が
損をし馬鹿をみる
いつまでこのようなことが
つづくのであろうか
その人たちに 
希望の光明を
いつ垣間見ることができるのだろうか

誠実に生き
まじめに暮らすことは
格好の悪いというはずがない
誠実に生き
まじめに暮らすことは
人として
最も素晴らしいことではないのか
取るに足らないプライドを抱いたまま
背伸びして生きるほうが格好悪いはずだ
そのプライドによって
自分を見失わせる
真に本当の人生が始めるには
そのプライドとは決別すべきではないのか

誠実に生きまじめに暮らす人には
そもそも紅の炎が胸底にある
寒々とした時代風景だからこそ
紅の炎で生きているのである
冷笑されることは
これまでに繰り返されてきた
誠実に生き
まじめに暮らす人には
真実が味方する気がしてならないのである
何事にも限りがある
わずかでも向上したいと願う
ごく普通の感情だ
このごく普通の感情さえ
否定してきたのがこの時代なのだ

人を見つめ人を愛し
人を支え人を求めるならば
このような時代になる訳がないのだ
一方で
このような時代に否応なしに
生きていかねばならないのも現実である
この現実の外に
生きていくことはできないからだ

紅の炎は
この現実にこそ燃え盛るのかもしれない
真実とはこれを指すのかもしれない
如何に
寒々とした時代風景ではあるのだが
紅の炎を
消してはならないということに行き着く

一筋縄ではいかない

境界線はない
仇となるかならないか
一筋縄ではいかない

境界線の役目はそこにはない
身体が欲する
一筋縄ではいかない

境界線を飛び越えろ
また新たな境界線を発見する
一筋縄ではいかない

軽やかな詩

軽やかな詩を読みたいという
あなたのリクエストに
数日もの間
悩みに悩んだ結果
ノートに書き始めてみた
最初の一行は簡単に筆が進んだが
二行目からは
早くも暗礁に乗り上げてしまった
あなたにこの数日間の私の苦悩を
むしろ知ってもらいたいという感情が
筆を大いに鈍らせたのだ

純粋無垢という無垢

純粋無垢な心の持ち主のあなた
おかげで私は心の堕落と渇きと冷えに
心底
恥ずかしく思ったものです

あなたは向上心があり表情には潤いが満ち 
温かい心の持ち主でもあります
私は与えられることばかりだった
薄暗い未来しかなかったのだが
純粋無垢な心をもって生きることって
思っていた以上にいいことだと思った
純粋無垢な心だと思ったよ
幸せというのもここにきっとあるね

疲れます

振り返るまでもない
世の中
大丈夫と思うことより
大丈夫じゃないと思うことの方が
多くないか
原因はさまざまなのであろうが
もう駄目なのではと展開してくる訳だ
大丈夫
よしやっていける
よし頑張ろうへと思うことは
あるにはあるが機械的だ
それに長くは続かない
せめぎあいは疲れるのです
疲れ果てるのです
このことを指して
生きるということの意味として
包含されているかどうかはわからない

この一瞬


なぜいまこの瞬間が最も新しいのか
失われることのない限りなき新しさ

宇宙と自然と人間との
互い互いにあるその存在

心が酔ってしまうほどだ
自由の未踏を切り開く瞬間の謎

過去にも未来にもできないこと
この一瞬を所有してみたい

欲張りかもしれない

家庭での幸せという幸せ
職場または学校での幸せという幸せ
社会での幸せという幸せ

この三つが揃えば
人間はどこにいても幸せだんだが
欲張りかもしれない

即興詩

流しましたわ
賀茂川の畔に
芥になれと

兎も角も流してやりました
その前に蝋燭に燐寸で火をつけて
焼きました

あなたの空誓文
憂き涕なんかではない
冬枯れさえも綺麗にみえる

電話口の向こう

夜中の電話口の向こう
君のふるえる声がきこえた

今すぐに飛んでいく
どこにいるの
そこにいるんだね

待ってて
そこで待ってて
いま行くから 

ぼくが行くから
もう駆け出している
君のもとへ行く

入口と出口

人生の入口と人生の出口
ふと想う
きっと出口が大事かな
出口だと確信するよ
入口が貧相でかっこ悪くったっても

発想の転換

辛さがどれ程のものか
まったく感じられない人が
その後も
まったく感じていないということは
しばしばあることだからさ
わかってくれなくともいいのだよ
むしろその辛さを
大切に噛みしめてみるのさ

こちらもご覧くだされば嬉しく思います。

誰なのですか


最後までご覧くださり、ありがとうございました。年末年始でどうしても忙しくなるのですが、これまでと同様ですが、コツコツと詩のブログを作成してまいる所存です。いつもありがとうございます。よろしくお願いいたします。