心の扉4

poemblog

poemblogへようこそ。ご訪問くださり、ありがとうございます。今回は、詩3篇と雑記1なります。ご覧になって何かを感じていただければ、とても嬉しく思います。さまざまな事象をモチーフにして書いています。つたない詩の作品ばかりですが、どうぞよろしくお願いいたします。あなたの心に届きますように。【15回目の投稿】

雨粒

雨粒を数えてみたく思いました
ひとつ
ふたつ
みっつ
ああ…
やはりすごい数
とても数え切れるものではないわ
一斉に落ちてくる
降ってくる
この窓から見える
雨粒だけじゃないんだもの
遠くに見える煙突のあたりだって
遠く遠くにある
あなたの住む街だって きっと
だって
雨雲がどこまでも続いているんだもの

たくさんの雨粒が
ほろりほろりと落ちています
朝から太陽の姿をみることがなく
まもなく夕暮れの時

ひとつ
ひとつの雨粒が輝いて見えるのです
宝石のように見えます
あなたの心のようです

薔薇の花


薔薇の花
そっと静かに語りかけ
わたしの心は咲きました

君の花
そっと静かに語りかけ
わたしの心は泣きました

薔薇と出会い
花をみて
君を感じて
あとにする

川のせせらぎ
やさしくて
水面にやさしく映る
薔薇の花

三月の詩


やさしくやさしくみています
やさしいやさしい心で
あなたを温かくつつんでいます

冷たくて暗くて厳しくて
太陽の力も及ばない冬の寒さ
まもなく冬が終わりを
告げようとしています
あなたにも感じますか

いつまで続くのだろうかと
思っていた冬にも
終わりがあるということを
幾度も経験してきました
それでも毎年
冬だけは長く感じます

あちこちで
人の心をやわらかくし和ませる
桜が咲こうとしています
桜が咲いたのなら
真っ先に歩み寄って
あなたらしくその花を愛でてください

すると
桜はあなたをやさしく迎えるでしょう
桜はあなたに思いを伝えるかもしれません

地中深く張りめぐらしている根っこは
目で見ることができません
桜が咲いたとき
どんな思いで地中を抱きながら
過ごしているのでしょう
花をみることもない根っこの気持ちを
わたしはよく考えます

光を浴びることはほとんどありません
水分と栄養を土から吸い上げ
木の全体に送り届けています
花をみることもないはずなのです
根っこは耐え忍ぶことが多いはずだと
わたしは思いました
花をつけるまで根っこは根っこの
役割を果たしています
何という
やさしく強い心の持ち主でしょう
その心が気の隅々にまで伝わり
ある年数を経た桜の木に
最後は太陽の光と温度をきっかけに
花を咲かせるのだろうと想像してみました

桜の季節
まもなくですね

敬愛するあなたへ

関連の詩の投稿

心の扉 心の扉2 心の扉3 よろしければご覧ください。

日常のあれこれ(雑記)

12年前の2012年11月に、尊敬するある一人の多大なるご尽力によって誕生した第一詩集。そこからいくつか抜粋して、「心の扉」と題し4回に分けて投稿してきました。ご覧くださった皆さま、ありがとうございました。

当時のことを思い出しながら、投稿させていただきました。今回、ブログに投稿するにあたって、あらためて詩集を手にしたのですが、少し客観的な視点で詩を読んでいたように思います。当時の思いも入り混じりながらですが。

こういう機会がないと、日ごろ詩集は閉じたままなので、格別な理由がない限り、読むことはありません。だから、そういう意味で詩集にさみしい思いをさせたかなと思いました。表現などは、当時の自分らしいものを再確認できました。精一杯に未熟なりに思いを巡らして書いたことを思い出します。一方で12年という歳月の中で、様々な経験をしてきたことによる詩の表現がわずかではありますが現出しているようです。

詩は身近なもののように思うときもあれば、宇宙の遠くにある銀河のように感じる時もあります。詩の好きな皆さんは、詩というものに対し、どのような思いをお持ちでいらっしゃるでしょうか。詩は難解だし、とっつきにくいよという方もおられるかもしれませんし、人生それ自体が詩だという思いをお持ちの方もおられるかもしれません。

私は、前述したように、前者でもあり、後者でもあるかなと思っています。いずれにいたしましても、何らかの形でもって、人が生きる上で、詩は必要な存在なのではないかなと思っています。多忙な日々の中で詩に触れることなんて想像できないというのが、偽らざる感想かもしれませんが。

今後も、未熟ながらも、日常生活の中で少しづつでも詩と向き合っていきたいと考えています。ブログの更新は、本当に遅いのですが、また、書き上げた詩を投稿させていただきたいと願っています。
今回で15回目の投稿となりました。およそ2か月かかりました。今後も、そのようなペースになるのではないかと思っております。ご理解いただければ、有難く思います。なお、ブログの写真は、私が撮影したものです。写真撮影も未熟です。ちなみに住んでいる街のさまざま風景を撮影しております。
いつも応援してくださっている皆さんのご多幸を心からお祈り申し上げます。ありがとうございます。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。16回目の投稿に向け、少しづつ、準備を進めておるところです。コツコツとブログを作成してまいります。今後とも、よろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました