気持ち次第

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poemblogへようこそ。ご訪問くださり、ありがとうございます。今回は、詩7篇と雑記1となります。ご覧になって何かを感じていただければ、とても嬉しく思います。さまざまな事象をモチーフにして書いています。つたない詩の作品ばかりですが、どうぞよろしくお願いいたします。あなたの心に届きますように。【5回目の投稿】

カレンダー

カレンダーは海の底の底にあり
行事予定は空の上の上にある
虚空に浮かぶダイヤモンドの歯車と歯車を嚙み合わせてみた
光景が残らないのはなぜだろうか
結果は二羽のムクドリが横断幕をそれぞれの嘴で銜えてくる
「予約受付」の幟が公園の樹木の枝に掲げられる

ある日

休むことを知らないコンビニエンスストア
だからいつもこのコンビニエンスストアの
ATMにキャッシュカードを差し込んで
薬を買うためだけのお金をおろしている
薬局を目指してダッシュする
四方八方にダッシュの音を奏でてみたのだ
処方箋は空を舞いつつ安らかだ
素直さと反抗心が交錯しているのが
止むのを待ち薬局の自動扉を開ける

工作

ハサミで星空を切り抜きました
切り抜いた星空をらせん状にして
画用紙に貼り付けました
檜や杉を燃やして煙だけを
いくつも切り抜きました
切り抜いた煙をらせん状にして
画用紙に貼り付けました
銀河をこしらえそこから洩れる音楽を
地球の海に流してやりました
海の生き物たちが不思議がっている
まるでこの海が
銀河になったかのような感覚

気持ち次第

なぜだろうと発した私に
なぜだろうがなぜだろうと
私に言い返してきたのです
私はなぜだろうに
どうしたのかねとたずねてみました
あなたは私の気持ちを分かっていないと
なぜだろうが言い返しました
私はしばらく
なぜだろうを考えていました
私は私を正しく知らなくてはならないと
なぜだろうに返事しました
道のりは長いだろうけれど
私を正しく知ってくださいと
なぜだろうが最後にポツリ言いました

愛よ

愛よ 愛よ
教えてよ
愛というものの一大事を
正しく幸せな結論を
長引かせないで聞かせておくれ

愛よ 続き

愛よ 愛よ
お前が語るところの
静謐な言葉を
お前が思うところの
明朗な思念を聞かせておくれ
お前の語るところを
聞かないうちは
何も始めることはできない

愛よ 最終章

愛よ 愛よ
心の渇きを潤してくれないか
それはできない
愛は氷 摂氏〇度を上回ると氷解するから
氷水を頭にかけて
冷やしてから尋ねるがよいのだ

日常のあれこれ(雑記)

昨年の今日、私は何を思い、何を感じながら生きていたのでしょうか。全く思い出せません。日記を書いていませんし、思い出すための手掛かりがありません。いや、一年前どころか、この数日前の私自身の思いや感情も、思い出すことができません。もっと言えば、今朝の思いや感情も、少しは記憶に残ってはいるものの、何もかもは思い出せません。私だけなのかもしれませんし、人間だれしもそんなものなのかもしれないですが、過去のことを思い出せることって、意外と難しく、わずかなことだけなのかもしれません。

人とのつながり方も、世の中のあり方も、世界との接し方も、そして私自身の考え方も、変化しているように思います。ですから、変化に対応するのに精一杯で、思い出せることも、限られているのかもしれません。それでも、思い出として、心に残るものは、きっと、私にとって、インパクトもあり、生きる上で必要なこととして存在してきたものではないかと思います。いいことも、そうでないことも、未来に向けて、必要なことは、心に残るのかもしれません。

とにもかくにも、私は過去のことを思い出すのに、ひと苦労するタイプだと思っています。いまこれを修正するとなれば、随分と時間がかかるだろうと思います。ですので、もうこれは仕方のないことだと思っておりまして、自信ががなければそれはそれでいい、そのことで一喜一憂することもないだろう、これが私自身なのだと思っております。それよりも、この一瞬をどれだけ大事にして、生きていけるかに注力したほうがいい。たとえ、注力したことを後になって、思い出すことができなくとも、私自身に生きたのだから、なにかしら、満足を得るだろうと思っています。

ですので、そのような結果となるかもしれないけれど、私自身を疑うことなく、変化にもまれながらも、心のどこかにある羅針盤のようなものを稼働させ、一日一日、生きていくことかなと思っています。きっと、そういう風に生きていけば、わずかなりとも、なりたい人間に、目指してきた人間になっていくのではないかなと思っています。自信は何一つとしてありませんが、時間は待ってくれません。あすという日も必ずやってきます。山あり谷あり、しんどい時もあり、立ち止まる時もあるに違いありませんが、私自身を疑うことのないようにして、生きていきたいと考えています。

ご覧くださった皆様の暮らしの何かしらのヒントになりましたなら、嬉しく思います。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。思いを込めながら、コツコツとブログを作成してまいります。今後とも、よろしくお願いいたします。

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